2021.12.30

猶本光がスキルの高さをみせた決勝弾　レッズレディースが皇后杯準決勝進出【河合貴子試合のポイント/皇后杯準々決勝広島戦】

2021年12月30日 7時20分　
カテゴリ：レッズ試合レビュー • レディースレポート • 河合貴子今日のポイント
タグ : photo • 猶本光

（Report by 河合貴子）

皇后杯準決勝進出

天皇杯と皇后杯を浦和にとアベック優勝を目指し三菱重工浦和レッズレディースは、皇后杯準々決勝でサンフレッチェ広島レジーナとヤンマースタジアム長居で対戦。WEリーグでの対戦では、圧倒的に浦和がボールを支配しながらアディショナルタイムに齋原選手のゴールが決まり1－2でリーグ戦初黒星となった相手である。

４回戦でINAC神戸レオネッサが、日テレ・東京ヴェルディ・ベレーザの下部組織であるメニーナに敗れただけに、トーナメントの一発勝負で負ければ敗退が決まる皇后杯の恐怖がある。だが、悲願のアベック優勝への思いが強いが勝利を呼び寄せた。広島のキャプテン近賀選手が「失点するところまでは、我慢強くできていた。勝負強さのところで浦和が上回っていた」と悔しがるほどであった。浦和は、2－0の完封勝利を飾りで準決勝進出を決めた。

試合は、両チーム共に4－2－3－1のミラーゲームで始まった。試合開始からしっかりとボールをポゼッションしながら主導権を握ったのは浦和であった。だが、なかなか崩しきれず苦しい展開になってしまった。広島は、DFラインをしっかりと押し上げて前線からプレスを激しく掛けたり、コンパクトに保ちながら4－4－2のブロックを退いたりして浦和に決定機を作らせず、左サイドハーフの中島選手の得意のドリブル突破で縦に早い攻撃を仕掛けてきた。

楠瀬監督は「しっかりと研究して慎重に入っていきましたが、なかなかボールを握っていましたが、最後のところを突破できず、攻めあぐねる形だった」と振り返った。

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