浦レポ by 浦和フットボール通信

少し変化を入れ始めたチーム作りと、変わらないベース【沖縄キャンプ現地レポ10日目】

(Report by 轡田哲朗)

狭いグリッドをベースに、楽しみながら追い込まれていく午前中

浦和レッズの沖縄県トレーニングキャンプ、26日は予定通りに午前と午後の2部練習だった。あと数日間はトレーニングをしっかりやれるフェーズになると予想されるので、このタイミングはプレシーズンの中でも重要なポイントになるかもしれない。ここでいくつかのアイディアを共有しつつ、シーズンが進む中でブラッシュアップしながら試合ごとに取捨選択をできれば良いのだけど、この時点でのベース作りで頓挫すると取り戻すのが大変になってしまうからだ。

とはいえ、フィジカル的な要素もそうだし、特に新型コロナウイルスの影響を受ける中では、ピッチ外でコミュニケーションを取れる時間が少ない。新加入の選手が多いこともそうだけれども、「仲良くなるための時間が足りない」というのは意外と難しい。だから、フィジカルトレーニングというよりもチームビルディングの一環として、2人組などを作りながら「うつぶせに寝転がっている人を、仰向けにさせようとする。寝てる方はそれを我慢する」とか、「おんぶされた状態をスタートに、相手を軸にして地面に落ちずに回る」とか、ちょっと「わちゃわちゃ」できるような要素を入れつつ、自然と笑いが出るような感じにしているなという印象は受けた。単純に筋肉を鍛えるだけならスクワットでもしていれば良いかもしれないが、意外とこういうのは大事だ。

(残り 2010文字/全文: 2612文字)

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