浦レポ by 浦和フットボール通信

松尾佑介が自分がゴール前での違いを見せる存在になることが「重要なキーになる」と自信

(Report by 河合貴子)

レッズアカデミー時代に自分のベースができた

「赤は、自分に似合う」と嬉しそうに笑った松尾佑介選手。やはり、浦和の下部組織だけのことはある。心の底から浦和の真の赤が染みついていた。

「僕のプレー、チームで100%出し切るということは間違いなく浦和レッズで学んだ」と胸をはり「大学(仙台大学)に行っても、横浜FCに行っても「僕ができることを100%やろう」と思えたのは、ベースになったのは間違いなく浦和レッズのJrユース、ユースでの活動。僕をそういうプレイヤーにしたと思う。そういう意味では、僕を作ってくれた1つのチーム。僕が感じないところで、レッズの選手を見て学んでそういう選手になっていったと思う」と話した。

松尾選手が高校3年生の時に行われた進路指導の講師として、当時ヘルタ・ベルリンで活躍していた原口元気選手が訪れたことがあった。原口選手は、自身の体験談の話し「みんなが、トップチームに上がるにしろ、そうではないにしろ、向上心を持ってやっていけば、見えてくるものがあると思います。頑張ってください」とユースの後輩にメッセージを残した。

松尾選手は、ユースからトップへ昇格できず仙台大学へと進み1年生からレギュラーを掴み、大学4年生のときには特別指定選手として横浜FCで(2019年6月29日対岡山戦)デビューし、メキメキと頭角を現わし横浜FCのJ1昇格に大きく貢献した。そして今シーズン、再び赤いユニフォームに袖を通すことになったのだ。まさに、原口選手の残したメッセージ通り、松尾選手は向上心をもってサッカーと向き合ってきたからだ。

(残り 1367文字/全文: 2045文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ