浦レポ by 浦和フットボール通信

ショルツの親日家の一面 三島由紀夫の本を読み、納豆も好きになる

(Report by 河合貴子)

日本文化を愛するショルツ

親日家として知られるアレクサンダー・ショルツ選手。夏目漱石や太宰治などの英語版の本読む。沖縄キャンプには、7冊の本を持ち込みすでに5冊も読破したそうだ。中でもお薦めは「三島由紀夫の本で、今はタイトルが出てきませんが、自分の人生を売るというような内容の本が良かったです」と笑顔で話した。

おそらく、三島由紀夫著『命売ります』だろう。自殺未遂をした男が、新聞に「命売ります」と広告を出したところから、様々な依頼が舞い込み物語が展開していく。1968年に出版されたが、2018年に中村蒼氏が主演でドラマ化されている。娯楽小説とも言えるが、「命の価値」を考えさせられる1冊だ。なかなか面白い本を薦めるショルツ選手に感心してしまった。

沖縄キャンプの1人部屋では、本を読んだり、奥様に電話をしたりして過ごしている。羽生通訳から沖縄の独特な文化や食事についても聞いているそうだ。「とても沖縄キャンプを楽しんでいる」と嬉しそうに話した。そんなショルツ選手だが、来日当初は慣れない日本の生活に苦労した。

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