浦レポ by 浦和フットボール通信

思った以上に「流れた」キャンプ ちょっと心配に思えることも【沖縄キャンプ現地レポ19日目】

(Report by 轡田哲朗)

ボールを使ったトレーニングがほとんどだった

浦和レッズの沖縄県トレーニングキャンプ、4日は午前練習のみとなった。明日が最終日という中、トレーニングが始まる前には強めの雨が降っていたので、前日に続いて疲れの溜まる時期に天気が崩れるのはちょっと運がないなと感じたが、シーズン用とおぼしき写真撮影などこの時期に必要なことをしている間にほぼ降り止んでくれたのは幸いだった。こういう時期に滑りやすく力のいるピッチになってしまうと、ケガのリスクが上がってしまうし、そもそも疲れ切った状態の自分の動きを体に覚えさせる必要は全くないので、トレーニングを通して頭の整理ができてくればいい時期に入っている。

そして、この日のオンライン取材の担当は柴戸海だった。おそらく22番の話などが多くの媒体に出るので、河合貴子さんがどう扱うかは別にしてリカルド・ロドリゲス監督のキャンプの進め方に関する話を紹介しようと思う。彼はミハイロ・ペトロヴィッチ監督の退任後に浦和に加入したが、キャンプで言うと堀孝史監督、オズワルド・オリヴェイラ監督、大槻毅監督、そしてリカさんとすでに4人目になった。そういう意味では、良くも悪くも浦和の歴史を知る人物になっている。あえて言うと、彼は5年目の選手だ。そして、4人の監督のキャンプをやっている。

「ポゼッションサッカーを志向する中、キャンプは特にボールの動かし方や各ポジションの役割、立ち位置、どう攻めていくのかに重きを置きながら、守備の立ち位置やハメ方、連動した守備のコミュニケーションに力を入れている。ボールを持つ、奪われない、自分たちの時間を長くする部分のイメージや行動が多い。奪われた時の切り替え、奪い返しにいくところ、持たれる時のアプローチ、強度のところはキャンプで磨かれていると思う。特に素走りと呼ばれるような走り込みは、全くないわけではないけど多くなくて、サッカーをやる中での体力、筋力づくり。サッカーを通してのコンディショニング調整が特徴だと思う」。

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