リカさんがどこまで見せるのかも注目 「楽しみだね」と思わせる試合に【轡田哲朗レッズプレビュー/スーパー杯川崎戦】
(Report by 轡田哲朗)
スーパー杯の優勝はリーグ優勝した2006年のみ
浦和レッズは2月12日に今季公式戦初戦、富士フイルム・スーパーカップで川崎フロンターレと対戦する。前年のリーグ優勝と天皇杯優勝が対戦するゲームは、世界各国でも実施される多少のお祭り感もある大会だが、浦和は過去5回出場して1勝4敗とあまり良い思い出がない。ただ、天皇杯優勝から出場してこの大会を制した2006年にはリーグ優勝を果たしている。だから何だというわけではないが、そこに試合がある以上は勝利を目指したいし、あまり多くないJリーグクラブの試合が地上波で放送される機会でもあるから、サッカーの魅力であるとか、日本のクラブもこれだけのことができるというものを示す試合を見せたいものになる。
今季の浦和は始動からわずか数日で沖縄県トレーニングキャンプをスタートした。リカルド・ロドリゲス監督の初年度となった昨季は大原サッカー場で約1週間のトレーニングを行ってから沖縄入りしたが、今季は実質的にキャンプで全てをスタートしたような状況とも言える。下部組織から昇格の工藤孝太を含め13人の新加入選手がいるというのは1つの要素であって、それはチーム立ち上げ当初の雰囲気にも影響した感はあるが、そうしたものも解消されチームになってきてキャンプを終えた。
キャンプ中は情報管理の観点もあってあまりシステムや布陣といったものを表に出しづらい部分はあったが、公式戦のスタートということもあり多少のことはお伝えできると思う。むしろ、このプレビューに関しては「外れた時ほどSNSで話題にして欲しくない」という側面もある。それは、このようなものを見せなかった時に「リーグ戦まで隠したかった」という可能性があるからだ。
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