レッズレディースがWEリーグ再開戦に快勝 勝負を決めた菅澤優衣香の先制点【河合貴子 試合のポイント/WE12節千葉戦】
(Report by 河合貴子)
攻撃的にきた千葉を攻略
ウィンターブレーク明けのリーグ初戦を三菱重工浦和レッズレディースは、2月27日に皇后杯決勝の舞台で闘ったジェフユナイテッド市原・千葉レディースを圧倒して2-0の完封勝利を収めた。華麗な浦女たちが、浦和に一足早い春風を運んできた。高らかに力強く突き上げた拳が、皇后杯優勝を手にした女王の誇りと共に、WEリーグ初代女王の座を目指してリーグ後半戦の巻き返しの始まりを告げていた。
皇后杯のリベンジを誓い熊谷文化公園陸上競技場に乗り込んできた千葉は、得意の5バックの堅守から3-4-3システムのハイプレス・ハイラインでコンパクトに仕掛けてきた。皇后杯での敗戦を糧にして攻撃的に挑んできたのだ。だが、千葉がどんなに対策を練ってきたとしても浦和は動じない。
楠瀬監督は「相手は同じジェフですけど、あの時(皇后杯・決勝)とは状況が違う。自分たちができること、早くボールを動かす、周りを見て早く判断することに集中しよう」と選手たちに声を掛けてピッチへ送り込んでいた。
塩越柚歩選手は「皇后杯を自分たちが勝利して、同じやり方で来るだろうと思っていなかった」とクスリと笑い、「メンバーが発表されてから、相手のフォーメーションを予想しながら「こう来そうだよね」みたいな話をしていた。自分たちが、ボールを持ちながら相手の隙を狙いつつ、「焦れずにやっていこう」と前半の途中とかで話しながらやっていた。相手にペースを掴まれることなく、自分たちのやりたいサッカーをある程度はできたんじゃないかな」と嬉しそうであった。
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