レッズレディースが遠藤優の終了間際の決勝弾で、埼玉ダービーを制する【河合貴子 試合のポイント/WE14節EL埼玉戦】
(Report by 河合貴子)
埼玉ダービーを制す
首位を独走するINAC神戸レオネッサを追撃するためには、三菱重工浦和レッズレディースは勝利あるのみだ。前節は2-0とリードしながらもノジマステラ相模原に痛恨の引き分けとなってしまっただけに、埼玉ダービーとなったちふれASエルフェン埼玉戦に身を引き締めて挑んだ。しかし、浦和が主導権を握る展開の中で相模原戦と同様に2点を先制しながらも追いつかれてしまった。だが、ここからの浦女たちは前節とは違った。『同じ轍は踏まない』『二の舞いはごめんだ』と言わんばかりに冷静に試合を進め、89分に塩越柚歩選手の右CKをファーサイドで安藤梢選手が折り返したところを途中出場の遠藤優選手がしっかりと合わせた左足のダイレクトシュートが決まり、3-2で競り勝った。
浦和は、試合開始から激しくプレスを掛けて守から攻への切り替えはやくEL埼玉に襲い掛かっていった。13分、水谷有希選手の縦へのロングフィードに抜け出した清家貴子選手のマイナスのクロスを猶本光選手がフリーで合わせた決定機を迎えたが、GK浅野選手に好セーブされてし、あった。さらにCKからもチャンスを掴みかけるが、EL埼玉の集中した堅い守備をこじ開けることができなかった。
35分には、相手の一瞬の隙を突いて猶本選手がループシュートを狙うもクロスバーに直撃するシーンもあった。前半は、EL埼玉のシュートをゼロに抑えて自分たちのリズムで闘っていたが、EL埼玉の守備も堅くスコアレスで折り返した。
浦和には、「責め疲れ」という言葉はないし、焦る雰囲気もなかった。前半に得点が獲れれば良かったが、ある意味で前半は仕込み、後半勝負のゲームプランであった。
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