浦レポ by 浦和フットボール通信

カギになるボランチの働き 試合のスピード感がどこにいくか【轡田哲朗レッズプレビュー/FC東京戦】

(Report by 轡田哲朗)

中3日で迎えるFC東京戦

浦和レッズは10日にリーグ戦の10試合目、FC東京とのアウェーゲームに臨む。全34試合のリーグ戦なので、どのタイミングで見ても途中経過でしかないのは承知だが、どうしても「3」「5」「10」あたりの数字は節目に見えてくる。1試合平均の勝ち点、得点、失点も計算しやすくなるタイミングであり、この試合を終えるとタイに移動してAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の戦いでリーグ戦がしばらく休みになる。そういう意味でも、いつも以上に勝っておきたい気持ちになりやすい試合だ。

前節の清水エスパルス戦で約35分間、10人でプレーしてから中3日になる。そうした意味では、そのゲームでフル出場した選手たちはちょっと体力的に厳しくなるかもしれない。早めに交代させたキャスパー・ユンカーなんかは良いにしても、両サイドや岩尾憲はACLのことも考えると、ちょっと考えるタイミングかもしれない。安居海渡は開幕の京都サンガFC戦では、スクランブル起用で普段と違うポジションだったけれども、清水戦の途中出場ではあらためて十分にポジションを争っていける力を示したし、11人のニュートラルな状態でチャンスを与えられるべきものはピッチに残したと思える。もちろん、リカルド・ロドリゲス監督が最終的に判断することではあるものの、このゲームは良いタイミングのようには見える。

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