浦レポ by 浦和フットボール通信

実験室で得られた成果は上々 次の2試合が多くを決める【轡田哲朗レッズレビュー/ACL山東泰山戦】

(Report by 轡田哲朗)

95%のターンオーバーと言えるような起用法

浦和レッズは18日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)第2戦、山東泰山(中国)との試合を5-0で勝利した。彼らにとっても2試合目だったことで、初戦の大邱FC(韓国)との試合を観察して21歳以下のメンバーが主体の実質的なリザーブチームであることをハッキリ確認してから対戦できたのは幸運だろう。多少の勇気は必要だったかもしれないが、浦和はGK鈴木彩艶を除く10人のポジションでは95%のターンオーバーを実施したと言える。アレクサンダー・ショルツと岩波拓也を計画的に45分起用したことがその5%にあたると言える部分だが、昨季もルヴァン杯で若手に経験を積ませる方策としてレギュラークラスの選手をコンビとして45分ずつプレーさせることをしていたので、同じようなやり方だったと言えるだろう。

全体的に高さのない前線になったことで、両サイドからシンプルなクロスを上げて上から叩くという選択肢がほぼないため、5-4-1で撤退された0-0の時点で手を焼いたのは想定内だろう。それでも前半のうちに2ゴールしたのは試合運びとして合格点だし、後半にアレックス・シャルクや安居海渡に浦和での初ゴールが生まれたのも喜ばしかった。

リカルド・ロドリゲス監督は試合後の会見で、前半に関して右サイドが良かったことと、後半はうまくいかない部分もあったと話している。それらは選手のプレーによる部分もあるし、選手の特性と配置がマッチしていたかどうかという点でも検証の余地はあるだろう。

選手の特性と配置が「そこで良いの?」は、なきにしもあらず

山東は完全に引いていたので、基本的に何かが起こされるとしたら一発でやり切るカウンターが決まった時だけと考えられる。その上で、マイボール時にはショルツが右に出て、知念哲也が中央、安居が左に降りてきて柴戸が中央を取る形だった。

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