取材カメラが捉えた、猶本光の「浦和をもっと強くしたい」と思う行動に来季への光が見えた【こぼれ話】
(Report by 河合貴子)
最強軍団になれると思った瞬間
爽やかな五月晴れの下で、報道陣に公開された三菱重工浦和レッズレディースの練習の一コマである。しっかりとカメラは捉えていた。紅白戦の1本目が終了して、西尾葉音選手が険しい表情を浮かべていた。前線から必死にプレスを掛けて献身的なプレーはあったものの、スピードを生かしたDFの裏への抜けだしや思い切りの良いシュートなどFWとしての持ち味があまり出せていなかったのだ。
浦和には、得点女王を狙う絶対的エースストライカーの菅澤優衣香選手がいる。さらに、メキメキと力を付けてきている島田芽依選手や右サイドバックとトップのポジションを熟しゴールへの推進力がある清家貴子選手もいる。西尾選手は、なんとか練習からアピールし、ベンチ入りをしてWEリーグデビューしたい強い思いがあるからこそ、自身のプレーに納得がいかなかったのだろう。
険しい表情を浮かべた西尾選手の肩に、優しく手を添えて声を掛けた選手がいた。
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