浦レポ by 浦和フットボール通信

新国立でINACに完封勝利 敵将も認めた浦和がみせたクオリティー【河合貴子 試合のポイント/WE21節INAC戦】

(Report by 河合貴子)

新国立での初のゲームでINACに完封勝利

皇后杯のWINNER浦和とWEリーグのCHAMPION神戸が、女のプライドを懸けて新国立競技場で激闘を繰り広げた。18試合を終えた時点で、わずか6失点のINAC神戸レオネッサの守備は堅い。統率された5バックに、前線には得点女王を狙う田中選手と阪口選手が虎視眈々とゴールを狙う。

I神戸は、開始早々にカウンター気味に仕掛けてきて伊藤選手のアーリークロスに田中選手がDFの裏へと飛び出してきたが、浦和の守護神である池田咲紀子選手が素早い判断で前に出てしっかりとキャッチしてシュートを撃たせない。

浦和は、立ち上がりから水谷有希選手が右サイドバック、清家貴子選手が右サイドハーフと縦関係を入れ替えて挑んだ。推進力のある清家選手の右サイドからの崩しで徐々にゴール前へと迫るも、やはりI神戸のDFラインは堅い。すると浦和は、15分頃から菅澤優衣香選手と清家選手の2トップへとシステム変更をしたのだ。浦和は、攻守の切り替え早く厚みのある攻撃で主導権を握った。

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