浦レポ by 浦和フットボール通信

相手の出方とサイドバックに注目 安定感と爆発力のハイブリッドを【轡田哲朗レッズプレビュー/鹿島戦】

(Report by 轡田哲朗)

シーズンの序列が決まり始める中盤戦に入っている

浦和レッズは21日にリーグ戦の14試合目、鹿島アントラーズ戦をホームで迎える。ここまで終了した13試合は全34試合のリーグ戦のうち38%ほどなので、まだ5月ではあるもののいつまでも序盤戦とは言えない。そろそろ順位表において、今季の基本的な序列が決まってくる時期にある。下位カテゴリーの中に入って残留争いの一員という立場になるプレッシャーの厳しさを浦和は体感している。だからリカルド・ロドリゲス監督が「上位を目指すのであれば勝ち、そして連勝していかなければいけない」と話したように、とりあえず勝ち点を取っておかないとやれることの幅がどんどん狭くなって苦しくなる。バラエティー番組のような最後の1問を正解したら1万点みたいなことがない限り、ゲームは何でも時間の経過とともにリードしている側が有利になり、ビハインドを背負っている側が不利になるもの。それは1試合単位でもそうだし、シーズン単位でもそうなる。持たざるものとカテゴライズされる厳しさには敏感になった方が良い。

この鹿島戦は横浜F・マリノス戦から中2日で、この連戦の中でも厳しいタイミングの1つになる。確かに3点ビハインドを後半だけで追いついたゲームが与えた高揚感はあるかもしれないが、かなりリスクを背負ってオープンな走り合いをした後半45分間は楽なものではないので、このゲームで鹿島にうまくゲームを運ばれて自分たちが疲れていることを思い出させられると厳しくなる。それを踏まえてメンバーを最初から入れ替えるのか、ある程度の継続性を持たせておいて交代策で補うのかはリカさんの判断になってくる。

(残り 1634文字/全文: 2341文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ