浦レポ by 浦和フットボール通信

取り戻した修正力 鹿島との1点を争う死闘は痛み分けに終わる【河合貴子 試合のポイント/J14節鹿島戦】

(Report by 河合貴子)

J1最長記録の7試合連続引き分けに

『PRIDE OF URAWA』をゴール裏に掲げて闘ったホーム3連戦のラストゲーム。相手は、これまで幾度となく死闘を繰り広げてきたオリジナル10の鹿島アントラーズであった。ゴールライン際のカメラの数が、鹿島の2トップの攻撃力を物語っていた。だが、結果は1-1の引き分け。浦和はこれで7試合連続引き分けとなり、J1リーグ史上最長記録に並び、1シーズンでは新記録という不名誉な歴史が刻まれてしまった。

試合開始から主導権を握った鹿島に6分、巧みなトラップからプレスを交わした上田選手のシュートのこぼれ球を拾ったアルトゥール・カイキ選手のシュートが決まり先制され厳しい状況に追い込まれた。

だが、40分に柴戸海選手のロングフィードに抜けだした明本考浩選手がゴールライン際からの折り返しのクロスを関川選手がブロック。明本選手や江坂任選手がハンドをアピールし、VARも介入し、オンフィールドレビューによってハンドが認められPKを獲得。PK職人の異名を取るアレクサンダー・ショルツ選手が冷静に決めて1-1で前半を折り返した。

後半、お互いにチャンスがありながらも決めきれず1-1の痛み分けとなってしまった。レネ・ヴァイラー監督は「得点を決めきるところじゃないかなと思う。もう少し効果的に決めていれば勝利に近づいていたと思うし、チャンスを作っていけば、楽な展開になった」と悔しさをあらわにしていた。

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