今季限りでチームを去る、森総監督、南、柳澤、柴山が挨拶
(Report by 河合貴子)
笑いあり、涙ありの最終戦セレモニー
女子サッカー史上初のプロ化となったWEリーグの初年度。初代女王を目指し三菱重工浦和レッズレディースは全力で挑んできたが、勝ちきる力がわずかに足りずに13勝3分け4敗の2位で終えた。ホームで迎えた最終戦も宿敵日テレ・東京ヴェルディ・ベレーザを相手に苦戦をしいられ何とか追いつくことはできたが、2-2の痛み分けとなってしまった。
試合後には、なでしこリーグとWEリーグ通算200試合を達成した柴田華絵選手のセレモニーが行われた。柴田選手は、共に闘ってきた浦和を愛する人々、チーム関係者、なでしこリーグ時代に勤務していた「アイル・コーポレーション(株)」へ感謝の言葉を口にして「やっぱりいつも一緒に戦ってくれているチームのみんなに本当に感謝しています。みんなありがとう!」と嬉しそうに挨拶をした。そして、少し照れた表情を浮かべてご両親から真っ赤なバラの花束を受け取った。柴田選手にとっては、200試合は通過点である。来シーズンもキャプテンとして浦女を牽引する活躍をしてくれるはずだ。今後の柴田選手の活躍に期待したい。
また最終戦のセレモニーでは、楠瀬監督が「今季は森総監督のもと、初めてレッズレディースの監督を務めさせていただき、途中調子がいまひとつの時もありましたが、温かく支えていただき、何とか皇后杯も獲ることができて、リーグは少し残念ですけど2位になることができました。選手が本当に苦しい時も走ってくれて、がんばってくれたので、もう一度この選手たちに拍手をあげてください」と観客席に呼びかけると、場内は温かい拍手に包まれた。そして「良いものを継承し、来期は必ず皆さんと一緒にトロフィーを掲げられるよう頑張ります。今日はどうもありがとうございました」と来シーズンの優勝を誓った。
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