浦レポ by 浦和フットボール通信

鹿島戦、G大阪戦での事案に対して浦和レッズに上限2000万円の罰金 今後繰り返された場合、無観客、勝ち点はく奪のペナルティと野々村チェアマンが厳しい姿勢をみせる【Jリーグ会見全文レポ】

Jリーグは臨時実行委員会を開催。本日の実行委員会にて、現在進めている声出し応援の段階的導入の方針、ならびに違反事例に対する再発防止の再確認等を全クラブと共有した。

浦和レッズも再発防止策として、当該ガイドライン遵守の啓発、並びに違反行為への適時適切且つ毅然とした対応を、責任をもって行っていくとオフィシャルサイトを通して、発信した。

この内容の詳細についてメディアブリーフィングも行われた。

まず野々村チェアマンは「実行委員会がJ1、J2、J3、それぞれは分かれて3回に分けて実行委員会を行いました。いろんな議論をした中で、声出しの応援をどう進めていくかという所で全58クラブ、参加できていないクラブも2つ、3つありましたが、参加してくれたクラブの中で再確認を行いました。結果、このまま今の政府の基本的対処方針の中でどうやって進めていくか、今までJリーグが進んできた道で継続して、みんなで協力してやっていこうということで再確認を取りました。

その中でJ1の実行委員会の中で、最近浦和レッズの声出しが問題にはなっています。そのことに関して実行委員の立花さんも出席いただいたので、そこでいくつか確認をさせてもらっています。浦和レッズとして、この58クラブで一緒に声出し応援のステップを協力して一緒にやっていくつもりがあるのかどうなのかっていうようなこと。基本的なことですけれども確認をしました。立花さんもここまでの件も含めて申し訳なかったというようなコメントもありましたが、J1の実行委員会の中からも具体的な防止策がない中では不安だとか、クラブがしっかりとルール違反を犯してしまった人たちに対して、しっかりとしたスタンスを見せるべきだというような話もされました。

今までガンバ戦の前の鹿島戦で問題があったのが1回目に大きく取り上げられた部分だと思いますけれども、そこからリーグも浦和に対してステートメントを出すとか、再発防止策を取ってくださいというようなコミュニケーションを現場間ではしていたんですけども、今まで1回も出てきたことがなかったんですね。ただ今日、浦和からもクラブのインフォメーションとして、クラブのスタンスと再発防止策が出てきました。これを確認した上で、これはもう58クラブみんなで同じ方向に進むということで行きますよっていうことを再確認したということですね。浦和に関してはここまで同じ方向で進んでいくことを宣言して、かつクラブとしてのスタンスを見せたのであれば、ようやくここで我々も浦和に対して一つのアクションを取ることができるようになったと思ってます。

というのはクラブには、自浄能力を持ってもらいたい、つけてもらいたいというのが一番あって、これまで何らかの問題があった時にどういう形で、その問題を解決していこうか、問題を防いでいこうかというところの意思表示が全くなかった中で、今日初めてそれが出てきたと。その場で浦和さんにもお伝えさせてもらいましたけれども、これは決定ということじゃないんですが、今回の事案に関して、51条の運営責任というところがありまして、その上限は2000万円の罰金を科すこと、2000万の上限に罰金で、プラスこの先ですけど、今日、浦和がクラブとしての防止策も含めて見せてくれたので、これでようやく自分たちで管理ができるかどうかという所を測ることができるようになると思います。なのでこの先、同じようなことがもし起こった場合には無観客試合または、勝ち点を剥奪するようなことも含めた内容で、これは今すぐに決まるということはないんですけど、第三者機関の裁定委員会に諮問をした上で決定したペナルティーを科しますということをお伝えさせていただきました。

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