浦レポ by 浦和フットボール通信

京都対策がはまるも、多くのチャンスをモノにできず痛み分けで、今季11引き分けに【河合貴子 試合のポイント/J20節京都戦】

(Report by 河合貴子)

一時は逆転を許すも引き分けに持ち込む

「前半で決めないといけない試合だった」と悔しそうに唇を噛みしめた酒井宏樹選手。勝ちきる力をつけて大きく浮上するキッカケをつかみたかった。京都サンガFCをホーム埼玉スタジアムに迎えて臨んだ一戦は正直なところ勝てた試合でもあったが、それは京都側からしても同じである。先制したのは浦和であったが、後半に立て続けに失点し逆転されるも追いつき2-2の痛み分けとなった。京都からしたら逃げ切りたかっただろうし、浦和からしたら決めきる力で勝利を収めたいところであった。

試合開始早々は、京都がアグレッシブに攻勢をかけてきた。だが、先制したのは浦和であった。7分に前線からはめ込むプレスがはまり京都のパスコースを限定し酒井選手がしっかりとインターセプトして明本考浩選手が縦パスを入れた瞬間に、メンデス選手に倒されて獲得したFKのこぼれ球がキッカケであった。こぼれ球を拾った関根貴大選手が、素早くエリア内の岩波拓也選手へとふんわりとした浮き球を送ると、競り合ったメンデス選手のファールとなりPKを獲得。ダヴィド・モーベルグ選手が、PKを冷静に決めた。

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