浦レポ by 浦和フットボール通信

目指すものは勝利で同じ 手段としてどのルートを取りにいくか【轡田哲朗レッズプレビュー/川崎戦】

(Report by 轡田哲朗)

リカさんが復帰して川崎戦から再び指揮を執る

浦和レッズは30日にリーグ第23節の川崎フロンターレ戦をホームで戦う。すでに試合前日のオンライン会見で、リカルド・ロドリゲス監督が新型コロナウイルスに陽性反応を示したことによる隔離と療養から復帰し、この川崎戦ではベンチ入りすることが発表された。とはいえ、社会的にはこのウイルスに陽性となる人の数が多数になっていて、両チーム内にもこの理由により試合への出場が難しそうな選手がいる。互いにその選手を明らかにしていない以上、想像がついたとしても言及はしないで進めたい。

その辺りは試合の周辺にも少し影響があって、このゲームではミックスゾーンの設置を見合わせることになって、選手の取材も記者会見方式になった。これまでのようにこちらで取材対象を選んで話を聞くことができないので、少し時計の針が戻る感じになる。

それはそれとして、浦和はこの1カ月が今季の中でも重要度が高くなった。まずはリーグ戦で、川崎遠征を終えた後の東海遠征を含む3試合の成績は、シーズンが終盤に入る秋以降にどの位置を目標にして戦うかを決めることになる。そして、タイトルの可能性を残すルヴァン杯とAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のゲームが入る。だから、上位チームとの2回り目では最初に当たるカードと言える川崎戦は試金石になるし、リカさんの言葉を借りると「確信」をチームが自然に持てるかどうかを分けるかもしれない。

浦和は中断期間に入ったパリ・サンジェルマン(PSG)との国際親善試合で、新戦力のブライアン・リンセンが負傷離脱。少なくともこの川崎戦に間に合うとは考えられない。また、そのゲームを大久保智明、アレクサンダー・ショルツ、キャスパー・ユンカー、木原励、日本代表に合流していた鈴木彩艶がベンチに入らず欠場している。彼らが戻れるのかどうなのかは全ての練習が非公開な今は分からないが、戦力的な制約をあまり受けない形でゲームに臨みたいところだ。

大きく分けて2つが予想できるゲームプラン

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