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ベトナム代表、サッカー賭博関与の疑い

4日に決勝戦が終了したシーゲームス(東南アジア競技選手権)フィリピン大会のサッカー競技(0-3でタイがベトナムに勝利)において、ベトナム代表選手4名がサッカー賭博に関与していた疑いが強まった。関与を疑われているのは、U23チームのファム・ヴァン・クエン選手(FW)、レ・ヴァン・チューン選手(DF)、レ・バット・ヒェウ選手(DF)、ハイ・ラム選手(DF)の4名。賭博組織と4選手を仲介したとして、スポーツ部記者1名の関与も疑われている。

また12月2日の準決勝U23対マレーシア戦(2-1でベトナム勝利)においても、一部の選手が故意にミスを連発するなどして、マレーシア側に得点の機会を与えたという。選手がサッカー賭博に関与しているという情報は、前日にイギリス人監督にも伝わっていた。

選手の賭博関与防止策を十分に練っていたにもかかわらず、このような事態を引き起こし、国の名誉を傷つけたことを、ベトナムサッカー協会は重く受け止めており、「同じベトナム人として、ベトナム選手の風紀や道徳にも責任を負う」ベトナム人監督団の責任を含め事実を厳しく追求する予定だ。たとえ戦力が低下したとしても、選手の風紀教育を徹底し、ベトナムサッカーをクリーンなものにするべきだ、という世論もファンの間で強まっている。

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