ベトナムフットボールダイジェスト+

大熱戦の 『VFL(ベトナムフットサルリーグ)2018』 サイゴン・ヒートをベスト4に導いた 伊藤圭汰選手を直撃取材

初の海外挑戦。ベトナムでのシーズンを終えて

Q: 予選リーグは、かなり混戦になりましたが、 サイゴン・ヒートは3位で突破して、プレー オフ進出を決めました。残念ながらプレー オフでは、準決勝、3位決定戦ともに敗れ てしまったわけですが、特に印象に残っている試合はありますか?

伊藤:やっぱり、2点ビハインドから同点に追いついた準決勝のホーチミンシティ・ウィング ス戦ですね。相手は優勝候補筆頭といわれた チームですし、そんな強敵に最後まであきらめず食らいついて、残り4秒で追いついたときは、 もう何も覚えていないぐらいに感情が爆発しました。そんなことは、今まで経験したことがな かったし、これからもなかなか出来ないことだと思います。

Q: ベトナムで1ヶ月プレーしてみて、得られ たものは何ですか?

伊藤:外国人助っ人として、結果が求められる プレッシャーの中で試合が出来たことは、いい 経験になりました。日本にいるだけじゃこの責 任感を感じることは出来なかったし、言葉が通 じないとか色々な問題はありましたけど、それ も含めて貴重な経験が出来ました。

Q: 話はフットサルから少し変わるのですが、 ベトナムという国への第一印象をお聞かせ ください。

伊藤:ベタですけど、暑いのと、バイクが多い という印象ですね。道路がまだあまり整備され ていなくて、ちょっと道が汚いなという印象もあります。

Q: 大会は基本的に週末が試合、平日は練習と いう感じだったと思いますが、ベトナムで のオフはどのように過ごされましたか?

伊藤:ハノイとダナンでは、チームメイトと市 内観光しましたが、ホーチミンではほとんど出 歩きませんでした。一度、隼太と一緒にホー・チ・ミンさんの銅像がある中心部に行ったくらいで すね。

Q: 食事などは問題ありませんでしたか?

伊藤:そんなに困ることはありませんでした。 練習後にチームメイトたちと食べる食事も普通 においしかったし、たとえば魚の煮付けとか豚 肉の角煮とかは、日本の味に近いなと感じまし た。

Q: また今回のようなオファーがあれば、海外 挑戦したいと思いますか?

伊藤:機会があれば是非。最初は色々不安もあ りましたが、実際に来てみて得られたものは多 かったと思います。今回は実力急成長中のベト ナムでしたが、いずれはフットサル大国のスペインやイタリアでプレーするのが夢です。

●プロフィール
伊藤 圭汰 (いとう けいた) 1997年生まれ、北海道出身。釧路北陽高校時代に全日本ユースで準 優勝を経験。卒業後、Fリーグのペ カドーラ町田アスピランチ(セカンドチーム)に入団し、U-20日本代表にも選出された。今年3月末に期限付き移籍でVFLのサイゴン・ ヒートに加入。大会No.1助っ人と 称されるほどの大活躍を見せて、 チームをベスト4に導いた。帰国後 は、フットサル日本代表強化の一環 として活動を開始する『Fリーグ選抜』のメンバーとして、今シーズンから『Fリーグ・ディヴィジョン1』 を戦う。

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