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Vリーグ第1節、王者ハノイが開幕白星、トゥアン・アイン復帰のHAGLも快勝

ベトナム1部Vリーグ2019は2月23日に第1節の試合が各地で行われた。昨季圧倒的な強さで史上最速優勝を決めた王者ハノイFCは、ホームでタンクアンニンに5-0で圧勝。リーグ2連覇に向けて幸先の良い白星スタートを切った。

圧巻のゴールラッシュで開幕白星を飾ったハノイFC(写真:BONGDA+))

ハノイは、ウガンダ代表MFモーゼスが怪我で欠場。元U-23ナイジェリア代表FWで、昨季のリーグ得点王オセニがベンチスタートなったが、それ以外はほぼベストメンバー。立ち上がりはタンクアンニンのペースだったが、その後、得意の細かいパス回しで主導権を握り返すと、30分に、リーグ歴代最多得点記録を持つナイジェリア出身帰化FWホアン・ブー・サムソンの技ありパスから、最後は新加入のセネガル人FWオマルが相手DFを背負いながら上手く反転してシュート。これが決まってハノイが先制する。勢いづくハノイは41分、相手守備の連係ミスを逃さず、ベトナム代表FWグエン・バン・クエットが追加点。前半を2点リードで折り返す。

後半に入っても流れは変わらずハノイのペース。タンクアンニンも選手交代で打開を図るが、途中出場の選手たちは、ボールを握り続けるハノイ相手に殆ど仕事をさせてもらえない。逆にハノイは終盤の残り12分で立て続けに3点を追加。終わってみれば、5-0という大差でホームのハノイが勝利した。

この他の会場では、“ベトナムのピルロ”ことMFグエン・トゥアン・アインが怪我から復帰したホアン・アイン・ザライ(HAGL)が敵地で難敵サンナ・カインホアに4-1で快勝。開始早々にMFチャン・ミン・ブオンのゴールで先制して主導権を握ったHAGLは、後半にゴールラッシュを見せて相手を突き放した。新キャプテンに就任したトゥアン・アインにとっては、久々の公式戦での嬉しい白星となった。

また、ベトナム代表で主将と務めるDFクエ・ゴック・ハイが移籍したものの、かつての生え抜きスター選手たちが復帰して、例年になく戦力が充実しているソンラム・ゲアン(SLNA)は、ホームにクアンナムFCを迎えての一戦。試合はエースの元ナイジェリア代表FWオラハの活躍などでSLNAが2-0で快勝している。

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