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フェアプレー大賞2018、脳腫瘍の少年の夢を叶えたU-23代表4選手が金賞

ファップルアット(法律)紙が毎年主催する「フェアプレー大賞2018」の授賞式が3月11日にホーチミン市で行われ、サッカーの男子U-23ベトナム代表からGKブイ・ティエン・ズン(ハノイFC)、DFドアン・バン・ハウ(同)、MFグエン・クアン・ハイ(同)、FWハー・ドゥック・チン(同)の4選手が金賞を受賞した。

金賞を受賞した4選手は、国営ベトナム放送(VTV)の番組に出演し、脳腫瘍を患って治療中のトム君(33か月)を励まして視聴者を感動させた。この番組の中で、4選手はU-23代表の選手たちとサッカーがしてみたいというトム君の夢を叶えた。授賞式には、ハノイFC所属の3選手がAFCカップに出場するため、参加できなかったが、ハー・ドゥック・チンがトム君と共に出席。トム君も元気な姿を見せていた。

なお、銀賞は、AFC U-23選手権2018決勝のウズベキスタン戦で見事な直接フリーキックを決めたMFグエン・クアン・ハイが個人で受賞。銅賞は、同じくAFC U-23選手権2018決勝のウズベキスタン戦で大雪の中、相手の攻撃を跳ね返し続けたDFドー・ズイ・マイン(ハノイFC)が受賞した。

また、ベトナム代表(U-23代表兼任)の韓国人指揮官パク・ハンソ監督には、昨年1年でベトナムサッカーを大きく飛躍させただけでなく、求心力を発揮して、チームの団結を強めたことが高く評価され、名誉フェアプレー賞が贈られた。

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