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女子サッカーの東京五輪2次予選、ベトナム代表が決戦の地ウズベキスタンに出発

東南アジアサッカーの女王であるベトナム女子代表(通称ゴールデンガールズ)は3月28日夜、東京オリンピック2次予選グループBの舞台であるウズベキスタンに向けて出発した。グループBの試合は4月3日から9日の日程で行われる。

2次予選は3組に分かれて1回総当たり戦を実施し、各組1位となった3チームが最終予選に進出。オーストラリア、北朝鮮、韓国、中国、タイは、第1シードになっているため、最終予選からの出場となる。来年初めの最終予選は2組に分かれて1回総当たり戦を実施し、各組上位2チームがプレーオフに進出。この勝者2チームが五輪行きのチケットを手にする。なお、なでしこジャパン(日本)は開催国のため予選免除。

マイ・ドゥック・チュン監督は、約1か月に及ぶ準備を経て、最終メンバーを20人に絞り込んだ。直前のキャンプメンバーから外れたのは、MFクー・ティ・フイン・ニュー(HCMC)、DFブイ・タイン・トゥイ(TKSベトナム)、MFハー・ティ・ニャイ(同)、DFチャン・ティ・ズエン(ハナム)の若手4選手。但し、同監督は今後も若手を積極的に招集する方針を示している。

べトナムは、4月3日の初戦でホームのウズベキスタンと激突。その後、6日に香港、9日にヨルダンと対戦する。チュン監督は、「ウズベキスタン以外の2か国は、過去に何度も対戦してきた旧知の相手。香港もヨルダンもベトナムより少し劣るレベルだ。対戦各国はいずれも高さがあり、フィジカルに恵まれているが、ベトナムが2次予選を突破する可能性は十分にあるだろう」と語った。

ベトナム女子代表は、前回のリオデジャネイロオリンピック予選で、東南アジア勢として唯一最終予選に駒を進めたが、この時は5連敗で五輪出場を逃した。東京オリンピックは、開催国で予選免除の日本を除くと、アジアからの出場枠はたったの2つ。初の五輪出場を目指すゴールデンガールズの挑戦がいよいよ始まる。

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