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U-18ベトナム代表、香港遠征初戦はシンガポールに1-0辛勝

香港で開催されている国際親善大会に出場中のU-18ベトナム代表は4月19日に行われた初戦でU-18シンガポール代表と対戦した。試合は終了間際にPKで先制したベトナムが1-0で勝利。自陣に引いて守る相手に苦戦を強いられたが、まずは大事な初戦で勝ち点3を獲得した。

ホアン・アイン・トゥアン監督は当初、A代表とU-23代表でパク・ハンソ監督が採用している3-4-3を試す方針だったが、直前に国内で行ったトレーニングマッチ2試合で結果が出なかったため、香港遠征の大会では4バックに戻してきた。シンガポール戦では4-2-3-1のシステムを採用。

ベトナムは、試合開始のホイッスル直後から激しいプレスで主導権を握って、相手ゴールを攻め立てた。一方のシンガポール代表は、A代表と同様の堅守速攻の戦術。人数をかけてゴール前にブロックを作り、ベトナムの攻撃を跳ね返し続けて、前半はスコアレスのまま終了。

後半に入ると、ベトナムはより多くの選手に経験を積ませるため、メンバーを大幅に入れ替えてきた。フレッシュな選手が投入されて攻撃陣が活性化したベトナムは後半も攻め続けるが、引いた相手をなかなか崩すことが出来ない。このまま試合終了かと思われた89分、“小さなグエン・コン・フオン”の異名で知られるFWファム・スアン・タオがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。これを主将のFWブイ・ティエン・シンが落ち着いて決めて、ベトナムが土壇場で先制。結局これが決勝点となってベトナムがシンガポールに1-0で辛くも勝利した。

なお、同日同時刻に行われた香港代表とミャンマー代表の一戦は、開催国の香港が0-2で敗れている。ベトナム代表は20日に行われる今大会2戦目でミャンマー代表と対戦する。

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