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Vリーグ2019第6節、韓国人指揮官対決は首位HCMCに軍配

Vリーグ2019は4月20日に第6節の試合が各地で行われた。首位を快走するホーチミン・シティ(HCMC)はホームに昇格組ベトテルFCを迎えての一戦。ともに韓国人指揮官が率いるチーム同士の対決は、長く膠着状態が続いて見せ場の少ない試合になったが、局面で勝負強さを発揮したHCMCが2-0で勝利。今季5勝目を挙げたHCMCが首位をキープした。HCMCはいまだ今季無敗となっている。

立ち上がりはホームのHCMCがボールを支配したが、若いベトテルが見せる堅い守備を崩すことが出来ない。HCMCは開始早々に元ベトナム代表MFゴー・ホアン・ティンが負傷退場、さらに33分にはパレスチナ代表FWマティアス・ハドゥエも負傷退場するというアクシデントに見舞われたが、代わりに出場したMFチャン・タイン・ビンとFWフイン・ケスレー・アルベスの頑張りもあり、試合の主導権を握ったまま前半を終了。ゴールは奪えなかったが、いい雰囲気の中で前半を折り返した。

後半に入ると、両チーム立ち上がりから激しいプレスをかけて主導権を奪い合う。序盤は運動量が豊富なベトテルの勢いが勝ったが、その後は一進一退の攻防となる。終盤にかけてベトテルが引き分けを狙ったのか再び堅守速攻に切り替えたため、HCMCがボールを支配。すると73分に分厚い波状攻撃から最後はMFグエン・フー・トゥアンが決めて、HCMCがついに先制。ここからベトテルは同点ゴールを目指して攻勢を強めてきたが、前掛かりになった相手に対して終盤にHCMCのカウンターが炸裂。90+2分にFWヴィニシウスが追加点を決めてHCMCが2-0で勝利した。

この他の会場では、助っ人勢の大活躍によりタンクアンニンがホームでサイゴンFCを3-0で下して今季3勝目。最下位タインホアFCはホームでサンナ・カインホアと2-2で引き分けた。タインホアは1点リードで迎えた試合終了間際の90+3分に追いつかれて惜しくもドロー。今季初白星はまたしてもお預けとなった。

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