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AFC U-19女子選手権2次予選、ベトナムは初戦イランに痛恨ドロー

AFC U-19女子選手権2019・2次予選グループBが4月26日にベトナムの首都ハノイ市で開幕した。必勝を期して初戦に臨んだ開催国ベトナムはイランと1-1の引き分けに終わり、同予選突破に黄信号が灯った。

マイ・ドゥック・チュン監督率いるU-19ベトナム女子代表にとって、初戦のイラン戦は予選突破を考える上で最重要と言える試合だった。フィジカルで勝るイランは、立ち上がりから激しくプレッシャーをかけてベトナム陣内に攻め込んできたが、技術で上回るベトナムが徐々に主導権を握った。13分には見事なコンビプレーから最後はFWガン・ティ・バン・スーがボレーで決めてベトナムが先制。これで完全に流れを掴んだベトナムはボールを支配してイランゴールに迫ったが、追加点が奪えずに前半を1-0で折り返す。

後半に入ると、ベトナムは前線を活性化するために選手交代で打開を図る。しかし、雨風が徐々に強くなっていき、ベトナムの長所である技術が活かしにくい状況となる。ベトナムは依然としてボールを握っていたが、イランはフィジカルを最大限に活かした強い当たりでベトナムの攻撃陣に仕事をさせてくれない。大雨で5分試合が中断した後、ベトナムは守備陣が一瞬の隙を突かれて56分にカウンターから同点に追いつかれる。

勢いづくイランは選手たちがはつらつとしたプレーを見せる中、ベトナムは焦りからなかなか思ったようなプレーが見せられない。マイ・ドゥック・チュン監督はここから選手交代で流れを変えようとしたが、83分にベトナムはレッドカードで選手が一人退場。数的不利の中でも最後までボールを支配し続けたベトナムだったが、どうしてもゴールが奪えずに試合はこのまま1-1でホイッスル。ベトナムにとっては痛いドロー発進となった。

なお、同日行われたグループBのもう一試合では、韓国がレバノンに9-0で圧勝している。ベトナムは4月28日に行われる同予選2試合目でレバノンと対戦。ベトナムが予選突破するためには、出来るだけ大差での勝利が必要となる。

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