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AFC U-19女子選手権2019予選、ベトナムは韓国に1-2惜敗もフェアプレーポイント差で本大会出場

ベトナムの首都ハノイで開催されていたAFC U-19女子選手権2019・2次予選グループBは4月30日に最終節が行われた。ここまで1勝1分で2位の開催国ベトナムは、2連勝で既に予選突破を決めている強豪韓国と対戦。試合はベトナムの健闘もむなしく1-2で敗れたが、フェアプレーポイントの差でイランを上回ったベトナムが辛くも本大会出場を決めた。

ベトナムは勝ち点1を追加できれば自力で本大会出場を決めることが出来る試合。直前の試合でイランがレバノンに4-1で勝って勝ち点を4に伸ばしたため、ベトナムが自力で本大会出場を決めるには、韓国相手に勝利または引き分けで勝ち点を追加すること。敗戦の場合は0-1だとベトナムの敗退が決まり、1-2だとフェアプレーポイントでベトナムかイランのいずれかが本大会に駒を進めることとなる。

ベトナムを率いるマイ・ドゥック・チュン監督は、格上韓国に対して5-3-2の守備的な布陣を採用。相手にボールを握らせながらも、がっちりとゴール前を固めて韓国の攻撃をしのいでいく。この日はベトナム守備陣が高い集中力を見せ、このまま前半を無失点で切り抜けられるかと思われたが、40分にハーフウェイライン近くから放たれたロングボールがそのままGKチャン・ティ・ゴック・アインの頭上を越えて、そのままゴールイン。ベトナムが1点ビハインドで前半を折り返す。

後半も韓国が主導権を握ってベトナムゴールを脅かしたが、ベトナムは71分に主将を務めるFWグエン・ティ・トゥエット・ガンが韓国守備陣のミスを突いて値千金の同点弾。予選突破の可能性を大きく広げるゴールで勇気づけられたベトナムはその後もチーム一丸となって守ったが、運動量が落ちた終盤に再び韓国にリードを許してしまい、結局試合は1-2でホイッスル。

この結果、グループBは3連勝の韓国が首位突破。2位にはベトナムとイランがともに勝ち点4、得失点差も+2で並んだが、イエローカードの枚数が少なかったベトナムがフェアプレーポイント差で上回って、ベトナムが辛くも本大会出場を決めた。

予選の結果を受けて本大会出場チームは、開催国タイ、予選免除の日本、北朝鮮、中国、予選を通過したオーストラリア(A組1位)、ミャンマー(A組2位)、韓国(B組1位)、ベトナム(B組2位)の8チームに決まった。

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