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Vリーグ2019前期ベストイレブンを発表<MF・FW編>

サッカーサイト「Bongda」はこのほど、Vリーグ2019前期シーズンのベストイレブンを発表した。今回は選出されたミッドフィルダーとフォワードを紹介する。

CMFグエン・トゥアン・アイン(HAGL)
 ご存知“ベトナムのピルロ”ことグエン・トゥアン・アインが長引いた怪我からついにカムバック。今季は新キャプテンにも任命され、背番号を慣れ親しんだ「8番」から「11番」変更、トレードマークだった長髪もバッサリと切り落として心機一転の再スタートを切った。足元の技術の高さは相変わらずで、HAGLでは中盤の王様に君臨。6月のキングスカップでは、2年近くぶりのベトナム代表復帰を果たした。

CMFゴー・ホアン・ティン(HCMC)
 今季大躍進を遂げた首位ホーチミン・シティの中盤で、いぶし銀の活躍を見せているのが背番号9のゴー・ホアン・ティンだ。新加入ながら、すぐチームに溶け込むあたりは流石。勝負所を心得ており、得意のミドルシュートで試合終盤に貴重なゴールを挙げている。

左SHグエン・バン・トアン(HAGL)
 分かっていても止められないのがスピードスターのグエン・バン・トアン。チャンスメイクは出来るものの、決定力にはいささか疑問が残るというのが、これまでの評価だったが、今季はここまで5得点の活躍。一度波に乗ると怖いHAGLの攻撃陣だけに、この調子なら二桁得点も狙えるだろう。

右SHグエン・クアン・ハイ(ハノイ)
 昨年のゴールデンボール受賞者を忘れるわけにはいかない。この数年、代表とクラブの試合に出ずっぱりで疲労がたまっているせいか、本来のキレが見られないときもあるが、ドリブル突破と正確なパスで攻撃にアクセントをつける不可欠な存在だ。シーズン後期もほとんど休みなしの戦い続くが、しっかりとコンディションを整えて欲しいものだ。

トップ下パプ・ファイ・オマル(ハノイ)
 タインホアから移籍した新加入のセネガル人FWオマルは期待通りの活躍で、既に5ゴールを挙げている。強靭なフィジカルだけでなく、あらゆる基礎的な技術が高いため、常に安定したプレーが可能だ。タインホアで見せたような圧倒的な存在感を示しているわけではないが、日々チームとの連携も改善されており、後期には一層のゴールラッシュを見せてくれるだろう。

CFWガニユ・オセニ(ハノイ)
 昨季得点王の元U-23ナイジェリア代表オセニは今季もゴールを量産しており、HAGLのシェボーン・ウォルシュ、ベトテルのジョアン・デ・ソウザと並んで7ゴールで得点王争いの首位タイに立っている。しかし、より重要で勝負を決定づけるゴールを決めてきたのはオセニだろう。チーム内には、同じくナイジェリア出身の帰化選手で、リーグ歴代最多得点記録保持者でもあるホアン・ブー・サムソンがいるが、同選手との熾烈なレギュラー争いを勝ち抜いて、王者ハノイの不動のストライカーの地位を確固たるものにしている。※オセニは半月板損傷で戦列を離脱。今季絶望と見られている。

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