ベトナムフットボールダイジェスト+

レ・コン・ビン物語 “ベトナムの英雄”と呼ばれた男 第三回「父が運転するホンダ・カブに乗せてもらうのが大好きだった」 しかし、幸せな日々は束の間、忍び寄る不幸の足音

レ・コン・ビンが自身の半生をつづった自伝『Phut 89(89分)』。ここには“ベトナムの英雄”と呼ばれた男の幼少期から現在までが記されている。国内最貧困地域の一つゲアン省で真っ黒になってボールを追いかけた少年時代、プロサッカー選手となり、人気歌手Thuy Tienと家庭を築くまで。自伝の中では、幼少期のことだけでなく、八百長や暴力などVリーグを取り巻く様々な問題についても赤裸々に語っている。出版社が発売を記念して、一部の項を公開。その内容を連載で紹介していく。

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