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試合観戦中に失神した少年を救った機動警察官に賛辞

8月5日に行われたVリーグ2019第19節のナムディンFCとホアン・アイン・ザライ(HAGL)の人気クラブ同士の注目の一戦は、約3万人のファンとサポーターが詰めかけて大変な盛り上がりを見せた。この試合では70分を過ぎた頃に、4、5歳の少年が観戦中に突然意識を失い、スタジアムが一時騒然となった。

失神した少年のもとに、スタジアムを警備していた機動警察官2人が駆け寄り、スタジアムに待機していた救急車まで担いで走った。この時、少年は完全に意識を失っており、機動警察官は少年の気道を確保するため、舌を引っ張り出して口を指でこじ開けた。意識を失った少年に指を強く噛まれたためか、機動警察官は痛みに顔を歪ませながらも、必死に救急車まで走った。その姿は多くのメディアで紹介され、人々から賛辞の声が上がっている。

少年が失神した理由は明らかになっていないが、少年がいたバックスタンド席はこの日、ぎゅうぎゅう詰めの大変な混雑だった。なお、少年は救命措置を施した後に意識を取り戻したが、精密検査を受けるため、そのまま病院に搬送された。

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