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Vリーグで照明トラブル、サポーターがスマホで照らし幻想的な雰囲気を演出

8月17日にナムディンFCのホームであるティエンチョン・スタジアムで行われたVリーグ第21節、ナムディンFCとクアンナムFCの試合の後半に照明システムのトラブルが発生した。照明が落ちて真っ暗になったスタジアムでは、サポーターたちが一斉にスマートフォンのライトを点けて、頭上にかざしたため、幻想的な雰囲気を作り出した。この試合はベトナム代表のパク・ハンソ監督も視察していた。

照明システムのトラブルが起きたのは、ナムディンが1点リードして迎えた77分。ナムディンのGKディン・スアン・ベトがゴールキックの態勢に入ったところで急に照明が落ちてしまった。このトラブルにより、試合は約7分中断。その間、暗闇に包まれたスタジアムをサポーターがスマートフォンのライトで照らし出し、美しい景色が広がった。

しかし、この中断により、一度は逆転して押せ押せとなったムードが途切れてしまったナムディンは、表示されたアディショナルタイム10分で連続失点。再逆転を許して2-3でホームのナムディンの敗戦となった。

なお、試合後のナムディンFCの公式発表によると、この試合を観戦するためにスタジアムに向かっていた熱心な女性サポーターのカイン・リーさんが交通事故で死亡したとのこと。ナムディンFCの監督やスタッフ、サポーターは、リーさん家族宅を訪問して哀悼の意を表した。奇しくも彼女が亡くなった日の試合で起きた原因不明の照明トラブル。サポーターたちがこの日、偶然にも作り出した幻想的な風景は、天国に旅立った彼女からの最後の応援メッセージだと思えてならない。また、サポータークラブは、カイン・リーさんの自宅が老朽化していることを知り、遺族のために自宅修復に向けた募金活動を開始した。

 

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