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Vリーグ第24節、今年最後のサイゴンダービーはHCMCが4-1で大勝

Vリーグ2019は9月19日から21日にかけて第24節の試合が各地で行われた。19日に唯一行われた試合では首位ハノイFCが敵地でソンラム・ゲアン(SLNA)に1-0で勝利してリーグ2連覇を決めた。ハノイはこれが5度目のリーグ優勝。

翌20日には、今年最後のサイゴンダービーが行われ、今季飛躍したホーチミン・シティ(HCMC)がサイゴンFCに4-1で快勝し2位が確定。平日夜で、優勝の可能性が消滅した翌日とあり、観客席はかなり空席が目立ったものの、HCMCは今季の躍進がまぐれではないと確信させる圧勝だった。怪我から復帰したばかりのMFチャン・フィー・ソンも途中出場、チームに流れを引き寄せるのに貢献した。なお、この試合ではホーチミン市(旧サイゴン)を拠点に活動するAKB48の姉妹グループ「SGO48」がハーフタイムショーで公演し、集まったファンを大いに沸かせていた。

この他の会場では、国民的人気クラブのホアン・アイン・ザライ(HAGL)がホームでハイフォンFCを迎え撃ち、MFチャン・ミン・ブオンのハットトリックを含む5-1で大勝。この勝利でHAGLは11位に浮上し、残留に大きく前進した。HAGLはあと1勝すれば残留が決まるが、次節はアウェイでHCMCとの対戦。HCMCを率いるのは、昨季までHAGLでテクニカルダイレクターを務めていたチョン・ヘソン監督だ。HAGLを知り尽くした指揮官であるため、かなりの苦戦を強いられるだろう。

残留争いをするチーム同士の対決となったサンナ・カインホアとナムディンFCの注目の一戦は、最下位に沈むホームのサンナ・カインホアが3-0で快勝を収めた。今節ではタインホアFCが終了間際の失点でSHBダナンに敗れたため、下位陣の勝ち点差がやや縮まった。

今季は残り2試合。既に優勝は圧巻の強さを見せたハノイに決まったため、ここからは熾烈な残留争いにスポットライトが一斉に浴びせられる。第24節終了時点で、11位HAGL(29ポイント)、12位ナムディン(28ポイント)、13位タインホア(25ポイント)、14位サンナ・カインホア(24ポイント)。最下位が自動降格、13位は入れ替え戦に回る。

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