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東京五輪に繋がるAFC U-23選手権、前回準優勝ベトナムは北朝鮮、UAEなどと同組

東京オリンピック予選を兼ねたAFC U-23選手権2020タイのグループリーグ組み合わせ抽選会が9月26日に行われた。この結果、ベトナムは、北朝鮮、ヨルダン、UAEと同じグループDに入った。

前回準優勝のベトナムは事前の抽選ポット分けで、開催国タイ、前回優勝国ウズベキスタン、前回3位カタールとおなじポット1に入っており、組み合わせでは、やや優位な立場にあったが、予選突破国はいずれも簡単な相手ではない。抽選会で最後に名前が呼ばれたベトナムもなかなか厳しいグループとなった。

今回同組となった各国との過去の対戦成績を見てみると、U-23ベトナム代表は、2010年のアジア競技大会(ASIAD)の決勝トーナメント1回戦で北朝鮮に0-2で敗戦。2016年のAFC U-23選手権のグループリーグでヨルダンに1-3の敗戦を喫している。UAEとは、2014年以降に3度の対戦経験があり2敗1分と負け越している。

過去の対戦成績ではベトナム不利という見方になるが、近年のベトナムサッカーの成長を考えれば北朝鮮、ヨルダン、UAEと互角の戦いを演じることは十分に可能。U-23ベトナム代表には既にA代表で不動のレギュラーに定着しているMFグエン・クアン・ハイ(ハノイFC)やDFドアン・バン・ハウ(SCヘーレンフェーン)に加え、前回準優勝を経験しているメンバーも数人残っている。グループリーグ突破の可能性はかなり高いというのが、地元メディアの見方だ。

一方、“死の組”となったのがグループC。ここには、韓国、イラン、ウズベキスタン、中国が同居することとなった。西野朗監督率いるタイが入ったグループAは、イラク、オーストラリア、バーレーンという組み合わせ。開催国のアドバンテージがあるとはいえ、タイも簡単には突破できない厳しい組となった。森保一監督が率いる日本は、カタール、サウジアラビア、シリアの中東3か国と同じグループC。日本は五輪開催国のため、予選敗退はないが、最低でもベスト4には入っておきたいところだろう。

AFC U-23選手権2020は1月8日から1月26日の日程でタイで開催される。今大会の上位3チームが東京五輪の出場権を獲得。日本がベスト4まで勝ち残った場合は、3位決定戦が行われず、ベスト4に入ったチームが自動的に出場権を得ることになる。

U-23ベトナム代表の対戦日程は以下の通り、

1月10日:ベトナムvsUAE(チャンアレナ・スタジアム)
1月13日:ベトナムvsヨルダン(チャンアレナ・スタジアム)
1月16日:ベトナムvs北朝鮮(ラジャマンガラ・スタジアム)

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