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ベトナムサッカー連盟とビングループが提携、W杯と五輪出場を目指す

ベトナムサッカー連盟(VFF)と地場系コングロマリットのビングループは10月21日、ベトナムサッカーの発展に向けた戦略的パートナーシップを正式に締結した。契約期間は5年。今回の契約内容では、2019年~2024年に開催される国際大会に向けた選手育成に焦点が当てられており、2024年のオリンピック、2026年のワールドカップ出場を目指すものとなっている。

これによると、ビングループは同グループが運営するベトナムサッカー選手才能育成基金(PROMOTION FUND VIETNAMESE FOOTBALL TALENTS、略称:PVF)センターを通じてこれまでに行ってきたベトナム代表チームへのサポートを継続するとともに、今後さらなるサポート内容の拡充を計画しているという。

具体的には、アジアでも最新鋭の施設であるPVFセンターを各ベトナム代表チームのトレーニング場として提供、若手に実戦経験を積ませるためのより長期にわたる選手権の開催、ローカル地方における現代的な育成システムの構築などで協力していく。

調印式に出席したVFFのレ・カイン・ハイ会長(文化スポーツ観光次官)は「代表チームが今後も安定した成績を残せることも重要だが、VFFにとって若手育成は特に重点的に強化している分野だ。今回の戦略的パートナーシップは、新たな目的を達成するための、新しい取り組みの一つ。VFFはこれまでのPVFの貢献を高く評価している。ベトナムサッカーが今後も成長を続け、ワールドカップ出場の夢を叶えることが出来る日が訪れることを期待している。」と述べた。

これを受けてビングループのグエン・ベト・クアン副会長兼社長は「PVF設立当初から、その使命は優秀なプロサッカー選手を数多く輩出し、ベトナムサッカーの発展に貢献して世界レベルに押し上げることだった。オリンピックとワールドカップ出場を目指すベトナム代表とVFFのパートナーとして最善のサポートを提供していく責任があると感じている。」と応えた。

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