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W杯2次予選、ベトナムが強豪UAEを1-0で下しG組首位に浮上

FIFAワールドカップ・カタール2022アジア2次予選グループGは11月14日に第4節ベトナム代表とUAE代表の試合がハノイ市ミーディン国立競技場で行われた。試合はパク・ハンソ監督率いるベトナム代表が1-0で勝利して3勝1分とし勝ち点を10に伸ばした。同日行われた試合でタイが敵地でマレーシアに1-2で逆転負けしたため、ベトナムが同組首位に躍り出た。

中東の強豪UAEは主力ストライカーのアリー・マブフートが累積警告で出場停止。さらに前の試合でタイに敗れていることでベトナム戦はプレッシャーがかかる中での試合だった。迎え撃つホームのベトナムは、前半から堅守速攻の手堅い戦術を取り、虎視眈々とカウンターの機会をうかがった。

中盤での潰し合いが続き、両チームともにほとんどチャンスらしいチャンスが作れない中、37分、FWグエン・ティエン・リンがペナルティエリア手前で倒されて、相手選手がレッドカードで退場処分となる。数的優位に立ったベトナムは44分、縦パスを受けたFWグエン・ティエン・リンが振り向きざまにミドルシュートを決めて先制。スタメン起用の期待に応えたグエン・ティエン・リンの活躍でベトナムが前半を1点リードで折り返す。

後半、数的優位の状況を活かして攻め込むベトナム。後半の中頃に差し掛かると、一人少ないUAEに流れが傾きかけたが、ベトナムは選手交代のカードを切って、すぐに主導権を握り返す。ベトナムは途中出場のFWグエン・コン・フオンにボールを集めるが、ベルギーで出場機会に恵まれず試合勘不足もあって動きにキレがなく、なかなかシュートまで持ち込めない。ベトナムは終盤にも決定機を作ったが、決めきれずに試合はこのまま1-0でホイッスル。追加点こそ奪えなかったが、ホームで強豪UAEを1-0で下して同組首位に浮上した。

ベトナム代表の次の試合は、宿敵タイ代表との大一番。同予選の初戦では敵地でスコアレスドローに終わっているが、ホームでは勝ち点3が欲しいところ。対するタイは今節で初黒星を喫したため、ベトナム戦は最低でも勝ち点1を持って帰りたいはず。ベトナムとタイの東南アジア2強対決は、ミーディン国立競技場で11月19日の20時にキックオフする。

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