ベトナムフットボールダイジェスト+

SEA Games女子サッカー、女王ベトナムが開催国フィリピンに2発快勝で決勝進出

フィリピンで開催中の第30回東南アジア競技大会(SEA Games 30)は12月5日に女子サッカーの準決勝が行われ、前回女王のベトナム代表が開催国フィリピン代表を2-0で下して、大会2連覇に王手をかけた。

ベトナムは立ち上がりから主導権を握り、フィリピンゴールを攻め立てた。テクニックで勝るベトナムは数多くのチャンスを作るが、ベトナム攻撃陣の決定力不足や相手GKの好守もあって、前半はゴールが奪えずにスコアレスで折り返す。フィジカルを武器をするフィリピンもロングボール主体のカウンターで何度か見せ場を作った。

後半に入ると、ベトナムは選手交代で打開を図る。相変わらずベトナムがボールを握る時間帯が続き、60分にMFタイ・ティ・タオのゴールでついにベトナムが先制。後がなくなったフィリピンはここから反撃に出るが、ベトナムは落ち着いた守備でこれをいなしつつ、84分に鮮やかな連係プレーから最後はMFグエン・ティ・トゥエット・ズンが決めて追加点。試合はこのまま2-0でベトナムが勝利した。

なお、同時刻に行われた準決勝のもう一試合では、タイがミャンマーに1-0で競り勝った。この結果、12月8日の決勝はベトナムとタイのカードに決まった。両チームは今大会グループリーグ初戦でも対戦しており、ベトナムが試合終了間際に追いつかれて1-1で引き分けている。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ