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女子サッカー東京五輪最終予選、ベトナムは格上韓国に3発完敗でA組2位通過

女子サッカーの東京オリンピック最終予選は2月9日にグループAの最終戦、ベトナム代表(FIFAランク32位)と韓国代表(同20位)の試合が済州ワールドカップ・スタジアム(韓国)で行われた。試合は開催国の韓国が力の差を見せつけて、ベトナムは防戦一方の展開となり、最後は0-3でベトナムが完敗した。

ともに1勝を挙げて、既にプレーオフ進出を決めている両チームにとって、この試合は首位突破をかけた一戦となった。ベトナムは初戦ミャンマーとの試合で負傷したFWフイン・ニューとDFグエン・ティ・ビック・トゥイがスタメンから外れたが、システムは5-4-1で変わらず。この日のワントップには、19歳の若手FWグエン・ティ・トゥエット・ガンが起用された。

精神的にプレッシャーがかからない中での試合だったため、ベトナムも立ち上がりから自信を持ってプレー。一方の韓国も無理に攻め込むことがなかったので、序盤はややスローテンポの試合となった。ベトナムは立ち上がりにディフェンスラインの裏を狙われて2回ゴールネットを揺らされるが、いずれもオフサイドの判定。試合が動いたのは23分、ゴール前でパスを受けた元INAC神戸のDFチャン・スルギが鋭い切り返しからシュートを放ち、韓国が先制。その後、韓国が勢いに乗り、防戦一方の展開となったベトナムだったが、何とかしのいで前半を0-1で折り返す。

後半も流れは変わらず韓国ペース。格上の韓国相手に対し、ベトナムはフィジカルコンタクトを恐れず果敢に挑んだが、53分、83分に失点を許して、終わってみれば0-3の敗戦。ベトナムは殆ど相手陣までボールを運ぶことが出来ずに完敗となった。

この結果、グループAは、2連勝の開催国韓国が首位突破。1勝1敗のベトナムは2位通過が決まった。なお、ベトナムはホーム&アウェイで行われるプレーオフで、五輪行きのチケットをかけてグループB首位のチームと対戦する。

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