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東京五輪プレーオフ2ndレグ、ベトナムは格上オーストラリアに1-2惜敗、2連敗で敗退決定

東京オリンピック2020の出場権をかけた女子サッカーの最終予選プレーオフ2ndレグ、ベトナム女子代表(FIFAランク32位)とオーストラリア女子代表(同7位)の試合が3月11日に東北部クアンニン省カムファー・スタジアムで行われた。試合はベトナムが1-2で敗れ、2試合トータル1-7でベトナムの敗退が決まった。

アウェイで行われた初戦で0-5の大敗を喫しているベトナムが格上オーストラリアに逆転する可能性は極めて低い中での試合だったが、ベトナムは最後までゴールを諦めず粘り強く戦った。序盤からオーストラリアに主導権を握られるも、GKチャン・ティ・キム・タインを中心とした守備陣が奮起。前半を何とか2失点で切り抜けて後半に全てをかけた。

すると、ベトナムは後半の立ち上がりに迎えた千載一遇のチャンスをものにする。55分にフィールド中央で相手センターバックからボールを奪ったFWフイン・ニューがドリブルで独走。前に出ていたGKの頭上を越す30mのロングシュートを決めてベトナムが1点を返す。この1点で勇気づけられたベトナムはここから猛反撃を見せる。

守備陣が体を張ってゴールを死守し、攻撃陣が鋭いカウンターから何度も相手ゴールを脅かした。この日、ビッグセーブを連発したGKチャン・ティ・キム・タインは、前半のPKストップも含めて、少なくとも4~5度はベトナムを救った。

終盤までゴールを諦めなかったベトナムだが、あと一歩及ばず、試合はこのまま1-2でホイッスル。ホームで1ゴールを奪って意地を見せたベトナムは、2試合トータル1-7でプレーオフ敗退。勝ったオーストラリアが東京五輪出場権を手にした。

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