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元ベトナム代表ファン・クイ・ホアン・ラム、36歳の若さで死去

元ベトナム代表ファン・クイ・ホアン・ラム氏が36歳の若さでこの世を去った。死因は脳卒中とされている。かつてビンディンFCで一時代を築いた名ミッドフィルダーの突然の訃報に、多くの元チームメイトとファンがショックを受けている。

代表チームでともにプレーしたグエン・トゥアン・フォン氏は、「Facebookでラムの訃報を知った。最初は全く信じられなかった。彼はまだ36歳だというのに…悲しいし、とてもショックだ。」と語った。

ファン・クイ・ホアン・ラムは体格に恵まれなかったが、類まれなテクニックを持ったレフティーだった。当時ビンディンを率いていたAjiharn Songamsuk監督が、アマチュア大会で活躍していたファン・クイ・ホアン・ラムを発掘してチームに引き入れた。

ファン・クイ・ホアン・ラムを擁したビンディンFCは、U-21ベトナム選手権2004で優勝。トップチーム昇格後はVリーグ2006で3位入賞に貢献した。ファン・クイ・ホアン・ラムは2008年にドンタム・ロンアンFCに移籍。同年、エンリケ・カリスト監督率いるベトナム代表に招集されるが、AFFスズキカップの最終登録メンバーには残ることは出来なかった。

ドンタム・ロンアンFCが2部降格した後は、古巣のビンディンFCに復帰。しかし、既にピークを過ぎていたため、目立った活躍はなかった。引退後のこの数年はサッカー界の表舞台からすっかり姿を消して、故郷のビンディン省で静かに暮らしていたという。

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