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元ベトナム女子代表GKダン・ティ・キエウ・チン、HCM5区にカフェをオープン

元ベトナム女子代表で、ホーチミン・シティ1(HCMC1)で活躍したGKダン・ティ・キエウ・チンが5月30日、ホーチミン市5区ゴークエンアパートの1階にカフェ「オン・バウ(Ong Bau)」をオープンした。キエウ・チンは現役時代に3度のゴールデンボール(2011、2012、2017)を受賞したベトナム女子サッカー史上最高のゴールキーパーだった。

このカフェは、農林・不動産開発を手掛けるホアン・アイン・ザライ(HAGL)のドアン・グエン・ドゥック会長、建設資材大手ドンタム・グループのボー・クオック・タン会長、乳製品大手ヌティフードのチャン・タイン・ハイ会長の3者が共同で展開するカフェチェーン。

オープン当日は、ホアン・アイン・ザライFC所属のベトナム代表MFグエン・トゥアン・アインとFWグエン・バン・トアンが応援に駆け付けてサイン会を行った。この日は、すぐ近くのトンニャット・スタジアムでベトナムカップ2020の2回戦、ホーチミン・シティFC(HCMC)とSHBダナンの試合もあったため、両チームのサポーターの姿も見受けられた。

ダン・ティ・キエウ・チンは2018年に現役を引退後、自身のカフェ「Cup Cafe」をオープンしたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で、政府が飲食店の営業停止を命じたため、経営難に陥り、休業を余儀なくされた。そこで、サッカー界の重鎮でもある大企業の会長3人が救いの手を差し伸べた。

キエウ・チンは、「開店資金の援助だけでなく、今後も事業を続けていく上での債務の返済猶予も設けてもらいました。これでサッカー指導者の仕事の方も安心して続けられそうです。」と語った。

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