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Vリーグ第5節、HCMCがコン・フオンの1G1Aで3発快勝 ソ・ヨンドクは移籍後初ゴール

Vリーグ2020は6月18日と19日の両日に第5節の試合が各地で行われた。今節では、大型補強で毎年の優勝候補に挙がるホーチミン・シティ(HCMC)とベトテルFCの対決があり、ホームのHCMCがベトナム代表FWグエン・コン・フオンの1ゴール・1アシストの活躍もあって3-0で快勝した。この試合では、かつてFC東京やカターレ富山でプレーした元U-20韓国代表MFソ・ヨンドクがHCMC移籍後初ゴールを決めて、攻撃の口火を切った。HCMCはこの勝利でトップ3に浮上。

上位進出を虎視眈々と狙うソンラム・ゲアン(SLNA)は敵地で、昨季王者ハノイFCと敵突。試合は両チーム激しく攻め合うスリリングな内容となったが、この日もSLNAのGKグエン・バン・ホアンが当たっていた。再三のピンチで好セーブを見せて、ハノイの猛攻をシャットアウト。前半立ち上がりにMFダン・バン・ラムが決めた1点を守り切って、アウェイのSLNAが1-0で勝利した。これでSLNAは勝ち点を11に伸ばし単独首位に浮上。敗れたハノイは7位に後退。この敗戦でハノイはホームでの無敗記録が32試合で途絶えた。なお、SLNAのGKグエン・バン・ホアンはこれで今季開幕から5試合連続のクリーンシート。

開幕3連敗を喫した後、第4節からグエン・タイン・コン氏を新監督に迎えたタインホアFCはホームにDNHナムディンを迎えての一戦。下位脱出の糸口をつかむべく、ここらで初勝利が欲しいタインホアは、元ベトナム代表MFレ・バン・タンが値千金のゴールを決めて1-0で辛くも勝利し、タインホアがサポーターの前で嬉しい今季初勝利を挙げた。一方のナムディンは、試合内容こそ悪くないものの、やや決め手に欠いて痛恨の3連敗となり、最下位転落となった。

Vリーグ第5節の結果は以下の通り。

クアンナム 1-2 ビンズオン
ハイフォン 0-1 タンクアンニン
HCMC 3-0 ベトテル
HAGL 1-1 サイゴン
タインホア 1-0 ナムディン
ハティン 0-0 SHBダナン
ハノイ 0-1 SLNA

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