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今季2部リーグを席巻するバリア・ブンタウ、2部クラブ初の公式マスコット導入

ベトナム2部バリア・ブンタウFC(BRVT)は、今季初の2部リーグ戦戦ながら第9節を終えた現時点で5勝3敗1分(勝ち点18)で首位に立っている。観客動員も非常に好調で、バリア・スタジアムには毎試合5000人近い客が入り、サポーターが熱心に応援している。7月中旬にホームで行われた第8節XSKTカントー戦では、マスコットをお披露目して会場を沸かせていた。2部クラブが公式マスコットを作るのは同クラブが初だ。

マスコットのモチーフはクラブのロゴにもなっている「シーホーク(ミサゴ)」だ。今季は、BRVT以外にも1部ホアン・アイン・ザライ(HAGL)が「森林トラ」、同1部ハイフォンFCが「ドーソン水牛」のマスコットを誕生させているが、両者がかわいい系だったのに対し、「シーホーク」は眼光も鋭く、かなりいかつい雰囲気となっている。

ベトナムでは、まだマスコット文化が定着しておらず、上記3クラブが今季から始めた新しい試みだ。これが定着するかどうかは今後の各クラブの広報活動次第といったところか。ここまでの各マスコットの動きをチェックしたところ、パフォーマンスが終わった後は、ピッチサイドや観客席で普通に“頭”を外して中の人が素顔をさらしてプラプラ歩き回っているので、まだまだ単なる着ぐるみ感が強い。

Vリーグは7月末から再燃した新型コロナの影響で現在中断中だが、9月中のリーグ再開を目指して調整している。再開後は、彼らマスコットの活躍にも注目してみてほしい。

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