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元ナムディンFCのプロサッカー選手、麻薬密輸容疑で指名手配 隔離施設から脱走

紅河デルタ地方ナムディン省警察は8月27日、麻薬密輸容疑で元プロサッカー選手のクオン・クオック・トゥアン容疑者を特別指名手配したと明らかにした。

クオン・クオック・トゥアン容疑者は、ナムディンFCの下部組織出身。2004年にはナムディンFCの一員として、U-21ベトナム選手権の優勝に貢献。その後はドンタム・ロンアンFCなど国内の複数のクラブを渡り歩き、28歳で現役を引退した。

数日前、クオン・クオック・トゥアン容疑者は東北部クアンニン省モンカイ市にある新型コロナ対策の集中隔離施設から脱走したと報じられた。同容疑者は、ブイ・ティエン・ハーという偽名を使って中国から違法入国したところを国境警備隊に逮捕され、身柄を集中隔離施設に送られていた。

その後、ブイ・ティエン・ハーは発熱や咳などの症状があらわれたため、専門の医療施設に移送されたが、1回目の検査で陰性判定となった。このブイ・ティエン・ハーは職員の目を盗んで8月24日に施設から脱走。顔写真などが公開されると、すぐにスポーツ記者界隈で話題となり、脱走した人物が元プロサッカー選手のクオン・クオック・トゥアンだと判明した。

隔離施設からの脱走から数日が経過した8月27日、ナムディン省警察はクオン・クオック・トゥアン容疑者を麻薬密輸容疑で特別指名手配した。医療施設から脱走したのも、身元がバレて犯行が明るみになるのを恐れてのことと見られる。

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