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ベトナムカップ決勝、注目の首都ダービーはハノイFCが逆転勝ちで2連覇達成

ベトナムカップ(バンブーエアウェイズ‐ベトナムカップ2020)は9月20日にハノイ市ハンダイ・スタジアムで決勝が行われた。決勝は2連覇を狙うハノイFCと初優勝を目指すベトテルFCの首都ダービーとなった。新型コロナ対策のため、入場制限がかけられ、3000枚の当日券を手に入れるため、昼頃からスタジアムのチケット窓口には長蛇の列が出来ていた。

Photo:VOV

試合は序盤から決勝戦に相応しい白熱したものとなった。ポゼッションで上回るハノイが押し気味に試合を進めたが、DFクエ・ゴック・ハイとDFブイ・ティエン・ズンのベトナム代表センターバックコンビと元ベトナム代表の守護神チャン・グエン・マインを擁するベトテルの堅守を崩せず、前半をスコアレスで折り返す。

後半に入ると、ベトテルがカウンターで反撃開始。75分にMFグエン・ホアン・ドゥックが左サイドを切り崩して低い弾道のクロスを入れると、これをFWチャン・ゴック・ソンが決めてベトテルが先制。終盤に痛恨の失点を許したハノイだったが、百戦錬磨の選手たちは、この土壇場でも動じることはなかった。

初タイトルを前に浮足立つベトテルを相手に、ハノイはじっくりとボールを回して同点ゴールの機会をうかがい、81分に途中出場のMFチュオン・バン・タイ・クイのボレーシュートで試合を振出しに戻す。意気消沈するベトテルイレブン。ここからハノイはさらに猛攻を仕掛け、87分にMFグエン・クアン・ハイのボレーシュートで逆転。

試合は終盤に王者の貫禄をみせつけたハノイがこのまま2-1で逆転勝利をおさめて、ベトナムカップ2連覇を達成した。ベトナムカップ2連覇は2003年と2004年大会を制したビンディンFC以来16年ぶり。

Photo:VFF

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