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Vリーグ1後期第4節、A組はトップ4が白星で上位に変動なし B組はハイフォンの1部残留が確定

ベトナム1部Vリーグ1-2020は10月24日と25日の両日にシーズン後期の第4節が各地で行われた。上位8チームによるグループAでは、トップ4が揃って白星を挙げたため、上位陣の勝ち点差に変動がなかった。

首位ベトテルと8位ホンリン・ハティン(HLHT)の試合はハティン・スタジアムで行われるはずだったが、ハティン省で洪水被害が発生してスタジアムが冠水したため、代わりにハンダイ・スタジアムでの開催となった。ベトテルにとっては、本来アウェイでの試合がホームに変更となったことで、有利な立場で試合に臨むことが出来た。試合はHLHTの堅い守備に苦しんだものの、終盤に生え抜きスター選手であるDFグエン・チョン・ダイのミドルシュートが決まってベトテルが1-0で辛勝。

首位ベトテルを猛追する昨季の王者ハノイFCはホームでベカメックス・ビンズオンと対戦。前半を1点ビハインドで折り返したハノイだったが、辛抱強くボールを繋いでチャンスをうかがい、71分にFWリマリオ・ゴードンのゴールで同点に追いつく。さらに、試合終了間際にエースのMFグエン・クアン・ハイが値千金の決勝ゴールを奪って、2-1の逆転勝利を収めた。

グループAの今節の結果は以下の通り。

タンクアンニン 2-1 HCMC
ハノイ 2-1 ビンズオン
HAGL 2-4 サイゴン
HLHT 0-1 ベトテル

下位6チームによるグループBでは、注目のカードであるクアンナムFCとSHBダナンの中部ダービーが行われた。今節の結果次第で、2部降格が決まる最下位クアンナムだったが、開始早々の失点にも慌てることなくホームで1-3の逆転勝ちで2連勝。残留争いのライバルであるナムディンFCがハイフォンFCに2-3で敗れたため、今季1試合を残した現時点で下位2チームの勝ち点差が2に縮まった。一方、勝ったハイフォンは今節の結果で1部残留が確定した。

グループBの今節の結果は以下の通り。

タインホア 1-1 SLNA
クアンナム 3-1 SHBダナン
ナムディン 2-3 ハイフォン

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