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Vリーグ1後期第6節、首位ベトテルが初優勝に王手 3連覇を目指すハノイが追随

ベトナム1部Vリーグ1-2020は11月3日と4日の両日にシーズン後期の第6節が行われた。上位8チームによるグループAでは、首位ベトテルFCがホームで4位タンクアンニンを1-0で下し、勝ち点を38に伸ばして初優勝に王手をかけた。ベトテルは、かつての国民的クラブ「テーコン」を前身に持つが、ベトテルFCとなってからは1部リーグでタイトルを獲得したことはない。

首位を追う2位サイゴンFCと3位ハノイFCの対決は、両チームの良さが存分に出た非常に見応えのある試合となった。試合はホームのハノイが主導権を握り、エース格であるMFグエン・クアン・ハイの活躍もあってハノイが4-2で大きな白星を掴んだ。これでハノイが2位(勝ち点36)に浮上し、史上初のリーグ3連覇に望みをつないだ。一方、敗れたサイゴンは3位(勝ち点34)に転落し、残り1試合となった時点で首位との勝ち点差が4となったため、優勝の可能性が消えた。

5連敗中の8位ホアン・アイン・ザライ(HAGL)はアウェイで6位ベカメックス・ビンズオンと対戦。ナイジェリア人FWウォルシュの連続ゴールで序盤に2点を先行するも、後半立ち上がりにオウンゴールを許した後、一気に崩れて2-3で逆転負け。国民的人気クラブHAGLは、これで6連敗。シーズン後期は上位グループとの対戦が続くため、連戦連敗となっている。

負傷者続出で優勝争いから脱落した5位ホーチミン・シティ(HCMC)は7位ホンリン・ハティン(HLHT)と対戦。ハティン・スタジアムが洪水被害で使用できないため、この試合はHCMCの本拠地トンニャット・スタジアムで行われた。試合はMFチャン・フィー・ソンの2ゴールを含む3得点でHCMCが勝利した。

シーズン後期グループAの第6節の結果は以下の通り。

ビンズオン 3-2 HAGL
HLHT 2-3 HCMC
ベトテル 1-0 タンクアンニン
ハノイ 4-2 サイゴン

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