ベトナムフットボールダイジェスト+

新型コロナ再燃、Vリーグ第3節タンクアンニン vs HCMCの中止が決定

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を効果的に抑え込んでおり、55日間連続で市中感染の報告がなかったベトナムだが、1月28日午前に東北部クアンニン省および紅河デルタ地方ハイズオン省で新たな市中感染2例が確認された。その後、濃厚接触者を割り出し検査を行ったところ、28日昼までに更に82人の陽性が確認された。内訳はハイズオン省が72人、クアンニン省が10人。

これを受け、ベトナムプロサッカー株式会社(VPF)は1月31日にクアンニン省カムファー・スタジアムで予定されていたVリーグ第3節タンクアンニン vs ホーチミン・シティ(HCMC)の試合を中止することを決定した。一連の感染者のうち、クアンニン省で最初に見つかった感染者(国内1553人目)は、バンドン空港の職員。陽性判定を受ける以前の1月9日から27日まで、ハロン市内にある複数の喫茶店やレストラン、スーパーマーケットを訪れていた。

タンクアンニン vs HCMCの開催代替日は未定。これ以外の第3節の試合は、現時点では予定通り実施する方針とのこと。なお、大規模な市中感染が発生したクアンニン省とハイズオン省では、各人民委員会が全校の休校を決定。特に感染が広がっているハイズオン省では、28日正午からロックダウンに相当する社会的隔離措置が適用されている。

なお、南中部沿岸地方ダナン市のホアスアン・スタジアムで1月29日に開催予定だったSHBダナンとホンリン・ハティン(HLHT)の試合と、紅河デルタ地方ハイフォン市のラックチャイ・スタジアムで1月30日に開催予定だったハイフォンFCとハノイFCの試合も中止が決定した。この他、1月30日に行われるタインホア・スタジアムでの試合は無観客試合となる。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ