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東南アジアライター通信|第5節「各国リーグの新型コロナの影響とリーグ再開状況」フィリピン編

フィリピンのトップカテゴリーは現在フィリピンフットボールリーグという名称で開催されている。2010年になってようやく全国規模のリーグ戦が始まり、その後は毎年のように参戦チームが増えたり減ったり、リーグの主催者が替わるなど、10年経った今日に至るまで、そこには「不安定」しかない。

■セレス・ネグロスの進撃と新型コロナウイルスの影

2020年は当初、その「不安定」からの脱却が大いに期待できると目されていた。なぜなら、フィリピンとの定期航路を持つカタール航空がリーグのタイトルスポンサーに就いたことで、毎年苦しんできた運営資金が約束されたからだ。

それに加え、マニラ近郊の会場での週末集中開催方式を採用し、各チームの費用負担を削ぎ落とす方針を固めたこともあり、当初は8チームの参戦と3月中旬を目処とする開幕を予定していた。

リーグ3連覇中の絶対王者セレス・ネグロスは、ACL予選1回戦でシャン・ユナイテッド(ミャンマー)を退け、2回戦ではポートFC(タイ)を敵地で撃破、そして味の素スタジアムで行われたプレーオフでFC東京に敗れはしたものの、フィリピン勢の存在を広くアジアに知らしめることに成功した。

セレス・ネグロスはその後に転じたAFCカップでも、盟友カヤ・イロイロと共にAFCポイントを積み重ねていたが、グループステージ第3節まで消化した時点で、大会の中断(後に大会自体の中止)がAFCから発表された。

ほぼ時を同じくして、国内リーグの開幕が延期されることもPFFから発表され、この頃からマニラ首都圏における新型コロナウイルスの深刻度が増して行くことになる。

■絶対王者の突然の幕引きとユナイテッド・シティの誕生

リーグの開幕日程は、当初の3月から4月以降に、その後は5月以降、7月以降までの延期が都度発表され、それ以降は日程の見通しすら立たなくなる。

各チームは開幕の見通しが立たないことでトレーニングを中断、更には人口が集中するマニラ全域の検疫管理が本格化した為、その後(結果的に)チームとしての活動を半年間に渡って休止する事態に陥った。

そして、日程の確保が厳しくなりつつあったカップ大会(コパパウリーノアルカンタラ)の開催中止が決まる。

そんな状況下の7月、フィリピンのフットボール界に激震が走る。

リサールメモリアルスタジアム(筆者撮影)

7月上旬、セレス・ネグロスの親会社で、フィリピンのバス大手セレス・ライナーが、チームの売却交渉を進めていることを発表した。国内での人々の往来に厳しい制限が課せられたことにより、親会社の業績が一気にひっ迫した為だった。

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