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HCMCとサイゴンFC、積極投資も実らず下位低迷 霜田監督の解任を「トカゲのしっぽ切り」と揶揄する声も

国内最大の経済都市ホーチミンを本拠地とするホーチミン・シティFC(HCMC)とサイゴンFCは、巨額の投資を行ってクラブの強化を図っている。しかし、その投資は適切な場所、適切な人々のために使われておらず、現状ではその金額に見合った効果が見られない。このため、両クラブは不均衡の状態に陥っている。

HCMCは直近3シーズンで最も投資額が大きかったクラブの一つだ。クラブの背後に控える太っ腹のオーナーたちは、クラブが望むだけの金を惜しみなく使ってきた。ファンの視点からは、この動きは概ね好意的に捉えられている。HCMCはファンを楽しませる、魅力あるサッカーにするための戦力を獲得してきたつもりだろう。たしかに、今季獲得した元アメリカ代表リー・グエン、昨季まで所属したベトナム代表のFWグエン・コン・フオンとMFチャン・フィー・ソンは実力だけでなく知名度も抜群であり、いるだけで観客を呼べる存在だ。しかし、現在の所属選手を見てみると、強化方針にかなり偏りがあると言わざるを得ない。

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