それによると、今回のFIFAフットサルワールドカップにはアジアから5チームに出場権が与えられる予定。ただし、具体的な出場チームがどこになるのかは、更なる調整が必要であるとして、現時点では最終決定には至っていない。
本来なら、FIFAフットサルワールドカップの予選を兼ねたAFCフットサル選手権で出場チームを決めるところだが、新型コロナの影響で大会が中止となったため、どの代表チームが出場するかをAFCが決定しなければならなくなった。
これに先立ちAFCフットサル委員会は、出場チームを決める2つの案を提案。第1案は直近のAFCフットサル選手権2018の成績に基づいて決めるというもの、第2案はAFCフットサル選手権の過去3大会(2018、2016、2014)の成績に基づいて決めるというものだ。
2案の中では、第2案の方が長期的な成績に基づいているため、実力を測る上では、より公平かつ合理的であると評価されている。もし第2案が採用された場合、ベトナム代表は2度目のワールドカップ出場に大きく近づくことになる。
AFCの採点基準では、優勝チームに100ポイント、8位に30ポイントが与えられるという方式を取っている。直近3大会のAFCフットサル選手権の結果により、イラン、ウズベキスタン、日本はワールドカップ出場権獲得が確実視されており、残る2枠がタイとベトナムになる。
ベトナムの直近3大会の成績を見てみると、2014年が8位、2016が4位、2018年が6位。3大会の獲得ポイントを上位から並べると、1位イラン(290)、2位ウズベキスタン(270)、3位日本(220)、4位タイ(170)、5位ベトナム(150)となり、ベトナムはアジアトップ5に入るため、ワールドカップ出場権を獲得できる。
しかし、もし第1案が採用された場合、ベトナムは2018年大会で8位に終わっているため、ワールドカップ出場を逃すことになってしまう。AFCは現在、第2案に傾いているようだが、最終決定は下しておらず、正式発表が待たれる。